猫でもわかる高額療養費制度!あなたが損しないための生活の知恵

[chat face=”halloween_nekomajo.png” name=”黒にゃん” align=”left” border=”none” bg=”blue” style=””]高額医療費制度って言葉最近よく聞くにゃ![/chat]
細かいことを言うと「高額療養費制度」です。
そもそも高額医療費制度という言葉はありません。
ただどちらでも高額療養費制度のことを言っているとわかります。
[chat face=”halloween_nekomajo.png” name=”黒にゃん” align=”left” border=”none” bg=”blue” style=””]そうなんにゃ!
で結局それってにゃに?[/chat]
そこが大事ですよね!
わかりやすく「高額療養費制度」について説明します。
高額療養費とは?
そもそも日本にいる時点で、医療費の心配ってあまりありません。
なぜならすでに社会保険に入っているためです。
その社会保険の中の医療保険制度に「高額療養費制度」はあります。
[chat face=”halloween_nekomajo.png” name=”黒にゃん” align=”left” border=”none” bg=”blue” style=””]いきなりわからんにゃ![/chat]
簡単に言うと日本にいる誰もが受けられる制度です。
他にもありますが、今回はその高額療養費制度について説明しますね。
高額療養費制度のメリット
1ヶ月の医療費の支払限度を超えると、それ以上は払わなくていいですよーという制度です。
これはかなりすごいことです。
[chat face=”halloween_nekomajo.png” name=”黒にゃん” align=”left” border=”none” bg=”blue” style=””]にゃ!?医療費が100万円かかったら、それを払うんじゃにゃいのかにゃ?[/chat]
普通はそう思いますよね。
日本ではこの高額療養費制度のおかげで、そんなに大金を払わなくて大丈夫です。
有名な表があるので、どうぞ!(70歳未満の人が対象の表です)
所得区分(年収) | 自己負担額 | 多数該当 |
約1160万円~ | 252,600+(総医療費-842,000円)×1% | 140,100円 |
約770万~1160万円 | 164,400+(総医療費-558,000円)×1% | 93,000円 |
約370万円~770万円 | 80,100+(総医療費-267,000円)×1% | 44,400円 |
~370万円 | 57,600 | 44,400円 |
住民税非課税者等 | 35,400 | 24,600円 |
これはあなたがどのくらいの年収なのかによって、自己負担額がかわります。
[chat face=”halloween_nekomajo.png” name=”黒にゃん” align=”left” border=”none” bg=”blue” style=””]ちょっとわからないにゃ…。[/chat]
そうしましたら具体例を出しますね!
※ 年収500万円の人が医療費100万円かかり高額療養費制度を使用
80,100+(1,000,000円-267,000円)×1%
これを計算すると87,430円が自己負担となります。
[chat face=”halloween_nekomajo.png” name=”黒にゃん” align=”left” border=”none” bg=”blue” style=””]にゃ!?100万円の支払いが87,430円で良くなるのかにゃ!
かなりお得にゃ![/chat]
(お得って…)それが高額療養費制度です。
治療費に100万円かかっても、自己負担はこんなに安いのです。
海外ではこうはいきませんよね。
これは日本の医療保険の良い点です。
多数該当
[chat face=”halloween_nekomajo.png” name=”黒にゃん” align=”left” border=”none” bg=”blue” style=””]高額療養費制度の表にある多数該当ってなんにゃ?[/chat]
多数該当は高額負担が直近12ヶ月で、3ヶ月以上ある場合の4月目以降の自己負担額の限度です。
理解できましたかね?
[chat face=”halloween_nekomajo.png” name=”黒にゃん” align=”left” border=”none” bg=”blue” style=””]にゃにゃにゃーん。[/chat]
(これはごまかしてるので、理解してないパターン)
簡単に言うと4ヶ月目からはもっと負担額減らすよーってことです。
そのため年収500万の人が多数該当だったら44,400円で済みます。
長く治療や入院しなくてはいけない人からすると、とても助かる制度ですね。
高額療養費の弱点!?
残念ながら、高額療養費制度も弱点はあります。
それは高額療養費制度の対象外などが存在します!
[chat face=”halloween_nekomajo.png” name=”黒にゃん” align=”left” border=”none” bg=”blue” style=””]にゃんだって!?[/chat]
それらは自己負担になりますのでご注意ください。
差額ベッドやご飯代など
これは入院した時に、自己負担となってしまうことがあります。
それらは高額療養費制度の対象外です。
- 個室ベッド
- ご飯代
- テレビカード代
- コインランドリー代
- 雑誌や本代
- 小腹がすいたら売店で買い物代
- バスや電車、タクシー代
- お見舞いのお返し etc.
入院したことない人も想像していただければ何となくわかりますよね?
[chat face=”halloween_nekomajo.png” name=”黒にゃん” align=”left” border=”none” bg=”blue” style=””]たしかに色々かかりそうにゃ…。[/chat]
そうですよね。
これらのお金は自分で負担しなくてはいけないことを覚えておいてください。
ここにも詳しく書いてあるので気になる方はどうぞ!
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先進医療、自由診療
この「先進医療」と「自由診療」も対象外です。
これらは簡単にいうと、保険適応外の治療や手術などのことをいいます。
そのため高額療養費制度の対象外です。
また保険適用外なので、高額になるモノが多いです。
そうすると300万かかる先進医療だとそのままあなたが払わなければいけません。
[chat face=”halloween_nekomajo.png” name=”黒にゃん” align=”left” border=”none” bg=”blue” style=””]そ、そんな払えないにゃ![/chat]
なかなかいきなりこの金額は厳しいですよね。
厳しくても、その治療を受けた場合は対象外です。
気になる方はこの記事でぜひ確認してみてください!
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月でリセットされる
これは対象外ではないですが、高額療養費制度の弱点です。
例えば年収500万の人が6月下旬に入院して、7月上旬に退院しました。
高額療養費制度のおかげで6月の支払いが80,100円でした。
しかし7月上旬にまたいでいるため、こちらも80,100円かかります。
つまり月を少しでもまたぐと2ヵ月分になってしまします。
なので合計160,200円を払わなくてはいけません。
6月で退院できていれば、80,100円を少し超えるくらいで済んだんですけどね。
[chat face=”halloween_nekomajo.png” name=”黒にゃん” align=”left” border=”none” bg=”blue” style=””]それは困るにゃー。
でも入院と退院する日が選べるとも限らないから仕方ないにゃ。[/chat]
その通りですね。
月をまたぐとリセットされることは、頭の片隅にでもおいておいた方がいいかもしれません。
2.1万の壁
高額療養費の対象となる自己負担額は、受診者別、医療機関別、入院・通院別で算出されて、21,000円以上のものが対象となります。
対象となる自己負担額を合算して、自己負担限度額を超えた部分が高額療養費として支給されます。
[chat face=”halloween_nekomajo.png” name=”黒にゃん” align=”left” border=”none” bg=”blue” style=””]つまりどういうことにゃ?[/chat]
例えば1か月(6月)で以下の入院や通院をしました。
- 6月1日~6月14日 病院Aで入院した(7万円)
- 6月16日 病院B(眼科)に通院(2万円)
- 6月22日 病院B(眼科)に通院(2万円)
- 6月25日 病院C(皮膚科)に通院(2万円)
これはどれが高額療養費制度の対象となるでしょうか?
[chat face=”halloween_nekomajo.png” name=”黒にゃん” align=”left” border=”none” bg=”blue” style=””]一月で考えるから13万全部が高額療養費制度の対象にゃ![/chat]
ぶぶー!残念!
ここで高額療養費制度の21,000円の壁があります。
そのため「6月25日の病院Cの2万円」だけは対象外です!
[chat face=”halloween_nekomajo.png” name=”黒にゃん” align=”left” border=”none” bg=”blue” style=””]それを言うなら「病院B」の2つも対象外にゃ![/chat]
これは同じ病院で同じ診療の場合は合算が可能です。
そのため違う日に病院に行ってますが、合算した額が21,000円を超えているので高額療養費制度の対象になります。
つまりは21,000円を超えているかどうかで変わります。
これも知識として覚えておくといいかもしれませんね。
まとめ
猫でもわかる高額療養費制度でした。
猫でもわかったかな?
[chat face=”halloween_nekomajo.png” name=”黒にゃん” align=”left” border=”none” bg=”blue” style=””]黒にゃんの頭の良さなら余裕にゃ![/chat]
まあ理解できたならよかったです。
あなたが病気やケガにはなってほしくはありません。
ただなってしまった時でも、こういう制度があるってことを覚えておいてほしいです。
いつかあなたの役に立つ時が来るかもしれません。
その時が無いほうがいいですけどね!
FPの勉強をしている人は、必ず覚えておきましょうね。
絶対に必要な知識の一つなので。
それでは良い生活を!